142.良寛の灰縄

羽坂    辻井  吉松

  殿様が良寛様がはしかい坊さんやもんで、ちょこしよわらがいてやろうと思うて、
「灰に縄ぬうて持ってこい」言うたとい。そしたら、ちょこし待っとってくれちゅうて、縄を燃いて持っていったとい。